キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
ひよこ組、17時間目の授業をはじめます!
ひーろー先生と一緒に楽しく0歳児のことについて学んでいきましょう!
その1、離乳食中期の進め方は?
離乳食中期は7~8ヵ月のことでモグモグ期とも呼ばれたりします。
1日2回食になりますが、あげる時間帯の理想としては1回目が朝10時、2回目が午後2時が6時となっていますが、あくまでも目安なので、絶対にこの時間にあげなければいけないというわけではありません。
ただいつもバラバラの時間に食事だと生活リズムも整っていかないので、ある程度同じ時間であげるということは心掛けた方が良いですよ!
調理形態としては舌でつぶせる固さ(豆腐くらいが目安)にしましょう!
離乳食中の母乳は、赤ちゃんが欲しがるまま飲ませてOKです。
ミルクの場合は5回(そのうち2回は離乳食後)が目安です。
ミルクの量は基本1回200~220ml、離乳食後のミルクの量は140~160mlが目安です。
その2、離乳食中期の食事量は?
🔶1回の食事量の目安🔶
① | 穀類 | 全がゆ 50~80g |
パン小さくちぎり、育児用ミルク・スープなどでさっと煮る。 じゃがいも・さつまいも蒸したり、煮たものを粗くつぶして、スープなどでとろみをつける。 めん類やわらかくゆで、米粒大に刻む。 |
---|---|---|---|
② | 野菜 果物 |
20~30g | 大根・にんじん・かぼちゃ・たまねぎ・かぶ・トマト・ブロッコリー よく煮て刻んだり、粗つぶしに。 ほうれん草の葉先・キャベツ・白菜やわらかく煮て、こまかく刻む。 果物おろす、つぶす、小さく刻む。 海藻類わかめはやわらかく煮て、刻む。 |
③ | 魚 | 10~15g | 魚類加熱したものを細かくほぐす。白身魚に慣れたら赤身魚も使用。 肉類ささみは凍らせてすりおろすか、すりつぶす。 納豆・豆腐加熱しつぶす、刻む。 卵固ゆでの卵黄に慣れたら、完全に火を通した全卵もよい。 乳製品ヨーグルトはプレーンタイプ(無糖)を使用。 |
肉 | 10~15g | ||
豆腐 | 30~40g | ||
卵 | 卵黄1~ 全卵1/3個 |
||
乳製品 | 50~70g |
⭐ご飯は、7倍粥にして大さじ3~5
⭐野菜は、大さじ2〜3
⭐たんぱく質類は、大さじ2~3
①+②+③を組み合わせて出すようにしてみましょう。
この量を1日2回あげます。
副菜は、いろいろな味や舌触りを工夫してあげましょう。
食べる日もあれば食べてくれない日もあり、食べるムラもあるので、食べない日があってもあまり気にしないようにしましょう!
その3、どんな食材がOK?
5、6カ月頃まで食べていた食材に加え、次のような食材も試せるようになります。
母乳で育てている場合は、不足しがちな鉄やビタミンDの供給源となる魚、肉、卵等を意識して与えるようにしましょう!
🔶炭水化物
(スパゲッティ、マカロニ、コーンフレークや里芋など)
🔶ビタミン、ミネラル類
(ピーマン、アスパラガス、いんげん、さやえんどう、ぶどう、みかん、焼きのりなど)
🔶たんぱく質
(鮭、たらなど少し脂身がある白身魚や、ツナ缶、鶏肉、全卵、納豆、こうや豆腐や乳製品(チーズ、ヨーグルト)など。牛乳は離乳食の材料として使って。)
その4、離乳食中期で気を付けること
まず最初に気を付けたいことは、調味料について!
早いうちから調味料に慣れてしまうと味覚が育たなくなってしまったりもするので、極力使わずに、素材本来の味をいかしたもので提供しましょう!
そして、離乳食に慣れて食べさせるものが増えてくると、たまに赤ちゃんのうんちから食材がそのままでてきた!ということがあります。
これは赤ちゃんが食材を完全には消化できていないというサイン。
少しは栄養を吸収していますが、そのせいで下痢や便秘になってしまう場合もあるので、細かくみじん切りにしてあげたり、やわらかく煮てあげたりなど消化しやすくなる工夫をしてあげましょう!
また、離乳食中期になると、初期に比べて食べられる食材がかなり増えてきます。
・肉類(鶏ささみ)
・たまご(中期後半から、よく加熱した黄身から始めるとよい)
・麺類(うどんやそうめん、マカロニなど)
・納豆
・ナスやオクラなどあくの強い野菜(あく抜きを忘れずに)
・ヨーグルトやカッテージチーズなどの乳製品
・少量の調味料
初めて食べる食材がある場合は、アレルギーの可能性があります。
初めての食材を2つ以上同時にあげないように気を付けて下さい。
もしアレルギー反応が出たときに病院に行けるように、必ず午前中に1さじから始めるようにしましょう。
まとめ
食べられるものも少しずつ増えてきますが、一番大切なのはその子に合った進め方をしていくこと!
なかなか思うように進まなくても心配せずに、焦らずやっていきましょう!
無理なく、楽しく、食べる意欲を育てていきましょうね!