キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
りす組、5時間目の授業をはじめます!
ひーろー先生と一緒に楽しく1歳児のことについて学んでいきましょう!
その1、噛みつきが始まるのはいつ頃から?
噛みつきが始まるのは生後10ヵ月頃からと言われています。
1歳半頃からよく見られるので、自我の芽生えとの関連性があると言われています。
噛みつきは誰もがするわけではなく、噛みつきをしないで成長をしていく子もいますが
『噛みつきをする我が子って変なの?』『もしかして育て方がいけないの?』
と思われがちですが、そんなことはありません!
万が一我が子に噛みつきが出ても、この記事を読めば心配ご無用です!
その2、どうして噛みつきが起こるの?
1~2歳児は、自我が出始めたけれど、
言葉で思いを伝えることができません。
そのため、“噛む、叩く”など最も早く伝わる方法で自己主張をします。
でも、中にはお友達にじゃれるつもりで噛みつく子もいたり…
噛みつきの理由は必ずしも不満が原因でないこともあります。
よく愛情不足だなんて言われてしまうこともありますが、そんなに不安にならなくて大丈夫!
乳児の噛みつきは成長の大切なステップでもあるので、しっかり噛みつきが起きた時の対処法さえ間違わなければOKです♪
その3、噛みつきが起きた時の対処方法は?
まず絶対にやってはいけないこと。
強く叱ったり、怒鳴ったりすることです!
叱って噛みつきが治ったとしても、心理的な不安から他の癖(爪噛みや指しゃぶり)などが始まることもあるんです。
まずは、気持ちを代弁してあげよう
噛んだ理由が『友だちや兄弟が使っていた玩具が使いたかった』場合
「このおもちゃが欲しかったのかな」と噛んだ子の気持ちを代弁してあげるのです。
「このおもちゃで遊びたかったんだね」と受け止めつつ、「〇〇(噛まれた相手)が痛いって泣いてるよ。かーしーてって言ってみるといいよ」と身ぶりも交えて促しましょう。
自分の要求を通そうとすることは意欲の表れだから否定せずに大切にしてあげましょう!
噛みやすい時間帯や心理的状況を把握して未然に防ぐ
私が保育園で働いていた時に、よく噛むAくんがいましたが、その子はだいたい夕方の時間帯に噛むことが多かったんです。
なので、夕方の時間帯はAくんの傍には保育士が付くようにしたり、一人でも楽しく遊べるような環境を整えたことで、噛みつきもほとんどなくなり
2歳になる頃には言葉の発達により、言葉で自分の気持ちを伝えられるようになりました。
我が子はどんな時に噛みつきが多いのか(時間帯、叱った後、眠い時、甘えたりない時)を把握し、防げるものは防いでいきましょう!
防げない時ももちろんあるのですが、その都度受け止め、こうしたらいいんだよと噛みつきではない伝える方法を繰り返し教えてあげましょう!
その4、噛んでしまった時の処置は?
- まずは冷やして内出血を抑えましょう
- 痣が広がらずに腫れが引いたらホットタオルなどで患部周辺を温める
・噛まれてすぐに温めたり、患部をもむことは、内出血を余計にひどくしてしまいます。
・冷却ジェルシートなどは、メンソールなどによる冷感が大きく、またはがれた際に薬剤をなめるなどの恐れもあるので避けましょう。
まとめ
噛みつき行動は、言葉の発達や手の発達に伴って、次第になくなっていくとされています。
成長の1つとして長い目で温かく見守ってあげる姿勢が大切ですよ!
『怒る』ではなく、『伝える』を心掛けていきましょう!