キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
ひよこ組、26時間目の授業をはじめます!
ひーろー先生と一緒に楽しく0歳児のことについて学んでいきましょう!
その1、月齢からみる0歳児の運動発達
おおまかな発達の目安は以下の通りになります!
生後1週間 | 吸い付き反応の調節 |
---|---|
生後3~4ヵ月 | 首がすわる |
生後5~7ヵ月 | 寝返りする |
生後5ヵ月 | 手を伸ばしてつかむ |
生後7ヵ月 | ひとりで座る |
生後8~9ヵ月 | ハイハイする |
生後10~14ヵ月 | ひとりで立つ、歩く |
生後15ヵ月 | ひとり歩きをする |
生後18ヵ月 | 走る |
その2、何で運動遊びが重要なの?
運動することによって以下の3つの発達が促されるんです!
心の発達
出来た喜び、出来ない悔しさ、褒められる嬉しさ、協力する楽しさ、運動遊びを通して心の成長を育み、物事に対して意欲的に取り組む心を育てます。
体の発達
自分の体を支える力、危険を回避する力、体を巧みに動かす力、操作する力など運動遊びを通して、様々な体の運び方を身につけます。
脳の発達
運動中も勉強と同じ、脳内のニューロンに多くの電気信号が入り、神経パターンが生成され脳の活性化されます。感情を司る前頭葉も活性されます。
その3、月齢別の運動について
4~6ヵ月 姿勢の運動
腹這いにすると、肘で上半身を支えることができるようになってきます。
また、寝返りの時期になり、上手に姿勢を変えるための動作を練習させることができるようにもなります。
初めて自らの意思によって行われる随意運動が出来るようになるのもこの時期です。
具体的なふれあい遊び・からだ遊び
- 空中で腹這いやあお向けにさせる運動
- 上体を起こす運動
- 寝返りくるり
- 寝かせてキック
※これらの動きを通して空間認知能力を育てていきます
7~10ヵ月 ハイハイ運動
一定の姿勢を保つことで出来るようになるため、お座りやハイハイに結びついていきます。
この時期より神経のコントロールと手足の協調運動もできるようになります。
手を床につかせて足を持ち上げ、逆立ちさせることもできます。
具体的なふれあい遊び・からだ遊び
- 逆立ち(足を持ってもらう)
- あお向けになって足裏キック
- 膝上飛行機
- たかいたかい
10~14ヵ月 立つ運動
ひとり立ちや、ひとり歩きの能力が発達する時期です。しゃがむというような動作が現れるのもこの頃。
今までよりさらに複雑な協調運動が出来るようになります。
言葉で伝えて運動させることもできるようになってくるので、できるだけ多くの言葉かけをしながら運動遊びに取り組むことが望ましいとされています。
具体的なふれあい遊び・からだ遊び
- 斜面よじのぼり
- 逆さま抱っこ
- 大人とロボット歩き(大人の足の上に乗せて歩く)
14~16ヵ月 歩く運動
歩くことが生活の中心とな歩行練習をさせて十分習熟させることが大切です。
這い上がる、走る、投げるなどの基本動作が更に発達するように助長します。
裸足になり、足の裏の感覚をつかませながら歩くことを利用して運動すると効果的です。
具体的なふれあい遊び・からだ遊び
- 膝上バランス
- ぶら下がり
- 補助ありでんぐり返し
- 凸凹道歩き
- トンネルくぐり
その4、ハイハイは最初のスポーツ
体の芯となる背筋と腹筋を成長させるのにもってこいのスポーツで、どれほど丁寧にハイハイをしていたかで、歩き始めてからの強さにまで影響を及ぼします。
ハイハイにより腕の筋力が鍛えられると、反射神経も養われ、転んだ時に手を付けるようになったりと怪我をしにくくなります!
中には早い時期から立とうとする子もいます。お母さんは一緒に遊びつつ、ハイハイの時間を楽しくつくってあげて下さい。
ハイハイ前のずり這いは足の親指を使って前に進みますが、足の親指は脳の発達と深い繋がりがあるので、脳の発達が促進されますよ♪
その5、オススメ運動遊びグッズ
ハイハイやその他運動機能を促進する玩具を紹介していきたいと思います!
まとめ
0歳児から運動遊びを始めることで、運動機能はもちろん、脳の発達も促し、心身ともにすくすく成長していきます。
赤ちゃんの頃からの積み重ねが、確実に歩き始めた時の差にも繋がってきますよ!
楽しく身体を動かすというのもポイントなので、一緒に身体を動かしながら笑顔で声を掛けたり、コミュニケーションもとっていって下さいね!