キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
ひよこ組、22時間目の授業をはじめます!
ひーろー先生と一緒に楽しく0歳児のことについて学んでいきましょう!
目次
その1、離乳食後期にうつる頃のポイントは?
9~11ヵ月頃を目安に3回食に移行していきますが、その際のポイントを確認していきましょう!
⓵3mm~5mm程度のものを、舌を使って上あごに押し付けてつぶしながら食べられるようになったか
⓶ささみ肉、赤身肉、全卵、乳製品などいろいろな食材の体験は出来たか
⓷体重は順調に増えているか
ミルクの量は基本1回200~220ml、離乳食後のミルクの量は140~160mlが目安です。
その2、離乳食のスケジュールは?
離乳食のタイミングは中期の時と同じように授乳のリズムに沿って取り入れていきましょう!
10時、14時、18時がおおまかな理想の時間です。
食事の量が増えてくると、ミルクや母乳を飲む量が減ってきたり、飲まなくなることもあるのでお子さんの様子を見ながら進めていきましょう!
その3、離乳食の形態は?
おかゆの水分量は減らし、5倍粥から軟飯が目安となります。
5倍粥=お米とお水の割合を1:5の割合で作ったもので普段大人が食べるおかゆくらいの固さだと思ってください。
軟飯=お米とお水の割合を1:3の割合で作ったもので、やわらかめのご飯という感じです。
その4、離乳食後期からとり入れることができる食材
炭水化物
- 米(5倍粥~軟飯)
- 食パン(パンの耳は取り除いて)
- 米粉
- ロールパン
- バケット、フランスパン(中の白い部分であれば食べられます)
- うどん
- そうめん
- マカロニ
- ビーフン(歯茎で潰せるくらい柔らかく茹でる)
- スパゲッティ(弾力があるため、やわらかくゆでて、小さく刻みます)
- コーンフレーク(無糖のものを柔らかく煮る)
- オートミール
- 小麦粉
たんぱく質
大豆・大豆製品・豆類
- 豆腐(加熱して食べさせる)
- 高野豆腐
- 油揚げ(熱湯をかけ、油をよく落とし少量にする)
- きな粉(風味づけ程度に)
- 納豆(ひきわり、または細かくきざむ)
- 大豆(誤飲のもとになるので、必ず柔らかく煮たものを潰す、または刻んでから食べさせる)
- 豆乳(加熱する)
- 枝豆
- そら豆(皮をむいて刻む)
- グリーンピース(柔らかく茹でて薄皮をむき、必ず細かく刻む)
- さやいんげん
卵
- 卵黄(しっかり火を通すこと)
- 卵白(卵黄に慣れたら、加熱して少量ずつ与える)
- 卵(固ゆでした卵白は2~3mmのみじん切りから少しずつ大きくし、ほぐした卵黄を混ぜ合わせる)
白身魚
- 鯛
- ひらめ
- カレイ
- タラ(まれに食物アレルギーを引き起こす。塩だらではなく生たらを使う)
- 鮭
赤身魚
- ぶり
- まぐろ
- カツオ
青背魚
- あじ(小骨を十分に取り除いて、身をほぐして与えます)
- 鯖(食物アレルギー20品目食品のため、初めて食べさせるときは慎重に)
- さんま
- いわし
魚加工品
- しらす干し(茶こしなどに入れ、湯をかけて塩抜きする)
- ツナ缶(水煮またはスープ煮のものを熱湯をかけて塩抜きしてから使用します)
- 鮭フレーク(塩分が多いので少量。添加物がないものを選びましょう)
乳製品
- プレーンヨーグルト
- 加糖ヨーグルト(糖分が多いものは少量にしましょう)
- カッテージチーズ
- クリームチーズ
- 溶けるチーズ
- 粉チーズ
- プロセスチーズ
- 牛乳
- バター(少量)
肉類
- 鶏ささみ
- 鶏ひき肉
- 鶏胸肉(ささみよりも脂肪分が多いので、ささみに慣れてから皮を除いて使用)
- 鶏レバー
- 豚ひき肉(なるべく赤身部分を選ぶ。湯通しまたは茹でて脂を落とすなど工夫が必要)
- 豚レバー
- 豚赤身肉
- 牛ひき肉
- 牛赤身肉(もも肉やヒレ肉などの脂肪分の少ない部位。とり肉に慣れてきたら少量ずつ)
- 牛豚合いびき肉
加工肉
- ソーセージ
- ハム
- ベーコン
ビタミン、ミネラル類
野菜
- ほうれん草
- きゅうり
- 大根
- 人参
- なす
- ブロッコリー
- ピーマン
- レタス
- オクラ
- もやし
- れんこん
- ごぼう(アクを取ってから、やわらかく煮る)
- にんにく(風味づけ程度に少量使う)
- しょうが(風味づけ程度に少量使う)
- 青じそ(風味づけ程度に使う)
- じゃがいも
- かぼちゃ
- キャベツ
- カブ
- 白菜
- 小松菜
- 玉ねぎ
- さつまいも
- トマト(湯むきする)
- ミニトマト(湯むきして、きざむ)
- カリフラワー(花蕾(からい)だけ茹でて細かく刻む)
- とうもろこし(つぶす、または刻む)
- 里芋
- アスパラガス
- ズッキーニ(皮をむいて中央の種をとり、細かく刻んで、加熱して使う)
- カブの葉
- 山芋
- パセリ
- ハーブ
- 切り干し大根
- 冷凍ミックスベジタブル(皮をとり、必ず細かく刻むか潰す)
- チンゲン菜
- ニラ
- アボカド(油分が多いので、少量で)
- 春菊
キノコ・海藻類
- キノコ類(噛み切りづらいので、食べさせるときには細かく刻む)
- ワカメ
- ひじき
- 寒天(やわらかめにかためて、食べやすくきざむ)
- 青のり
- めかぶ
- 焼きのり
果物類
- りんご
- いちご
- 桃
- みかん
- メロン
- キウイ
- スイカ
- バナナ
- 梨
- ぶどう
- 柿
- レモン
その他の食品
- ジャム(添加物や砂糖の少ないものを少量)
- ホットケーキミックス
- ゼラチン(やわらかく仕上がるよう、分量を調節する)
- ベーキングパウダー
- 片栗粉
- ごま
- 麩
- ドライフルーツ
- コーンクリーム缶
調味料
- 塩(少量を使用する程度)
- 醤油(少量を使用する程度)
- 砂糖(少量を使用する程度)
- 味噌(少量を使用する程度)
- みりん(基本はNGだが使用する場合アルコール分がしっかりとぶように加熱する)
- マヨネーズ(ごく少量の使用)
- ケチャップ(ごく少量の使用)
- サラダ油(少量を使用する程度)
- マーガリン(ごく少量の使用)
- 料理酒(基本はNGだが使用する場合アルコール分がしっかりとぶように加熱する)
- 酢
- ごま油
- オリーブオイル
新しい食材は少量ずつ与えるようにしていきましょう!
その5、献立を考える時に気を付けること
3つのグループ(黄・赤・緑)をバランス良くとり入れていきましょう!
ちなみに1回の食事量の目安は以下の通り!
その6、離乳食の食べさせ方は?
スプーンであげたり、自分で食べたがるなら手づかみ食べもOK!
やわらかめのものを前歯でかじりとる練習をしておきましょう!
食べさせるときは丸みのあるスプーンを下唇にのせて、口が閉じるのを待ちます。
手づかみ食べは、食べることの意欲に繋がったり、集中力を養うことができたり、メリットがたくさんあるので是非たくさん経験させてあげて下さいね♪
まとめ
離乳食もついに後期に突入!
食べられる品数も一気に増えてきますが、アレルギーの危険性もあるので焦らず慎重に進めていきましょう!
食事の基本は楽しい雰囲気で食べること!
なかなか思うように食べてくれなかったり、食器をひっくり返されてイラっとしてしまうこともあると思いますが、そんな時は深呼吸を忘れずに。
食べることが楽しい、食べることが好きと思えるその日が来ることを考えながら心に余裕を持って離乳食を与えていきましょうね!