キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
ひよこ組、15時間目の授業をはじめます!
ひーろー先生と一緒に楽しく0歳児のことについて学んでいきましょう!
その1、ママからもらえる免疫とそうじゃないもの
一番身近な病気はずばり!
風邪!
ですが、生まれてくるときにママから免疫をもらうおかげで、生後6ヶ月ぐらいまではあまり風邪をひかないんです!
他にもママがしっかり免疫を持っていると、麻疹、風疹、おたふくかぜは、生後8~10ヶ月頃まではかかりにくいのです。
ですが、百日咳、結核は免疫をもらえないので、周囲からうつる機会があると生後早い時期からかかる心配があります。
水痘は免疫が移行しても早い時期になくなるので、生後1ヶ月ごろからうつる可能性があります。
その2、医療費について
どの地域がどの程度の医療費助成をしているのかは、地域によって変わります。
下記の厚生労働省の公開している資料で確認できますよ!
住んでいる地域はどの程度の助成が受けられるのかを調べておきましょう!
▼都道府県における乳幼児等医療費援助の実施状況(厚生労働省ホームページ資料)
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11908000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Boshihokenka/0000213127.pdf
その3、かかりやすい病気一覧
風邪
症状➡熱、鼻水、せき、ウィルスによって下痢を伴うこともある。
熱は出ても38度台で、出ないこともあります。
体の中にウイルスへの免疫ができれば治ります。基本3~4日で症状は回復します。
食欲があればミルクや離乳食はいつも通りに。
熱、せき、下痢のときはとくに水分補給を心がけましょう!
突発性発心
症状➡熱を発症後、全身に赤い発疹が出る。中耳炎や下痢を伴うこともある。
ほとんどの赤ちゃんがかかる病気です。
突然38~40度ぐらいの高熱が出て、38.5度以上の場合は熱性けいれんを起こすこともあります。
熱は3~4日で下がり、その後2~3日間全身に赤い細かい発疹が出ます。
百日咳
症状➡鼻水や軽いせきで始まり熱はほとんど出ない。せきが出はじめてから3週間ほどすると、連続して出るしつこい特徴的なせきが出はじめる。
4種混合ワクチンの接種が済んでいない1歳以下の赤ちゃんがかかりやすく、百日ぜきの子どもや大人からうつります。
「コンコンコン」とせきが続いたあと「ヒュー」という音をたてることがあります。
月齢が低いと命に関わることもあるので、しつこいせき症状は早めに受診しましょう。
急性中耳炎
症状➡耳が痛くなるので、手で耳を触ったり、激しく泣くことも。熱も出ることがある。
風邪をひいたときになりやすい病気です。インフルエンザウイルスや肺炎球菌でなることも多く、鼻やのどについた細菌が中耳に入り込んで炎症を起こします。
横になると痛みが強く泣いてしまうので、体をたててあげましょう!
湿疹
症状➡ほっぺに赤いブツブツが出てくる、白いフケのようなカサカサが出てくるなど
生後2ヶ月ごろから多くなります。
離乳食が始まると口の周りや手のひらに出ることもあり、ほとんどはかぶれなので顔や手をいつも清潔にして、塗り薬をきちんと塗ると治ります。
湿疹ぐらいと考えずに、早めに受診して湿疹に合った塗り薬を処方してもらいましょう。
アトピー性皮膚炎
症状➡ほっぺやおでこに湿疹が出る
湿疹は赤いボツボツ、カサカサ、ジクジクなどいろいろです。
体質がベースの病気なので家族にアレルギー体質がいるときは、早めに受診しましょう。
全てのアトピー性皮膚炎が食べ物が原因というわけではありませんし、ほとんどはきちんと塗り薬を塗るとよくなります。
ロタウィルス下痢症
症状➡便の色が白っぽくなる、嘔吐を伴うことも
2歳くらいまでに多くの赤ちゃんが経験します。
ウイルスを排泄するためにも下痢止めは使用しません。
脱水症状を起こしやすいので、経口補水液、湯冷まし、ミルクなどこまめな水分補給が必要です。
感染力が強いので、おむつ処理に手袋を使ったり、手洗いをするなど衛生管理を徹底しましょう。
その4、病院へ行く目安
🔵機嫌が悪く、泣いてばっかりいる
🔵熱が37.5度以上ある
🔵尿が出ない
🔵おっぱいや離乳食を欲しがらない
🔵元気がなくてぐったりしている
🔵発疹がある
🔵便が下痢
🔵嘔吐している
🔵タンがからむような咳をしている
🔵呼吸が苦しそう
少しでも「いつもよりおかしいかも」と思ったらなるべく早く受診するようにしましょう!
まとめ
病気の始まりには普段と違う赤ちゃんの様子やいろいろな症状があります。
いつもとなんか違うぞ…と思ったら、赤ちゃんの身体をしっかり視診してみましょう。
心配な時はすぐに受診して、早期発見早期回復に努めていきましょう!